自分の神経がわからない話。人からネタ扱いされますが、多少のフェイク以外はほぼ事実です。
今から20年以上前
携帯電話もナンバーディスプレイも普及する前。
A子は早くに親をなくし、高卒で就職した先でA夫に会い、すぐにでき婚。子供が保育園に預けられるようになって就職した先で私に会った。
年も境遇も趣味も近く、私たちは意気投合した。
職場に近いA子の家に、仕事帰りに立ち寄り、A子と趣味の話をしたり、公園で子供と遊ぶのは本当に楽しかった。
AはA夫からのDVを周囲に愚痴るが、こちらがなんか言うと
「でもあの人いい人なのよ。」
「やさしいところもあるのよ。」
今ほどDVが問題にならず、夫婦喧嘩で済まされていた頃なので、
A子親友のB子や、幼馴染のC子と
「割れ鍋に綴じ蓋だわ」
なんて、あきれているうちに、A子は2人目を妊娠して退社した。
ある日、B子夫妻やB夫兄とA子の家で呑んでいた時、
お酒の入ったA夫が、子供は自分の子じゃない、托卵だ。とか言い出した。
「また言っているよー。」
なんてA子は笑っていた。
子供はA夫にそっくりだし、そういう冗談が好きではない私やB夫妻がたしなめると
「だって、俺の子じゃない。」
「ブスだし。」
「アホだもんなー。」
と頬をペチペチされた子供は
「うん!ぱぱのこじゃない。」
「ままにのブスなのー。」
「アホなのー。」
へらへらしている。
あまりの気持ち悪さに、私たちは絶句。
B夫兄が怒鳴った。
「いい加減にしろ!」
するとA夫は
「お前のせいで恥をかいた!」
とA子に殴り掛かかり、
「勝手に妊娠しやがって!」
と、蹴ろうとしたところで
「ママをいじめないで!」
間に入った子供ごと蹴り、2人は後ろのタンスに激突。
慌てて男二人掛かりでA夫を羽交い締めにし、私とB子でA子と子供を連れてB子宅に避難させた。
数日後、A子から離婚したいからお金を貸して欲しいと頼まれた。
B夫兄弟の力を借りて、C子の親所有のアパートに引っ越すことを決めたと。
悩んだけど、仕事が決まってから返済すると借用書を書いてもらい、30万円を渡した。
A夫から何度か家に電話がかかってきたけど、知らないものは知らないし、知っていても話すことはないと言っているうちに、かかってこなくなった。
数ヶ月経ってA子から連絡があった。
2人目は無事に産まれ、生活も落ち着いたそうで、遊びに行くことにした。
しかし、近くまで来たところでわからなくなり、公衆電話を探すと、駄菓子屋を発見。
子供にお菓子を買ってあげられるしと、中に入った。
会計後に、
「○○荘って、どちらかわかりますか?」
と聞いたところ、そこのオーナーだと言う。
「じゃあ、C子さんのお母さんなんですね。はじめまして。A子さんの友人の(私)と言います。」
と自己紹介すると、途端に顔がこわばった。
「あまり人の悪口は言いたくないんだけどさ、あなたから、A子になんか言ってくれない?」
「え?なにかあったんですか?」
「見ればわかるから。赤ちゃんはまだいいんだけど、あれはさすがに・・・」
なんだか口が重い。
不思議に思いながら、A子の部屋に行く。
ドアの前に立つと、なんだか臭い?
ノックして出て来たのは、なんとA夫。
「猫が逃げちゃうから、ドア閉めて!靴のまま上がってー。」
奥から、赤ちゃんを抱っこしたA子が叫んだ。
足の踏み場もないくらい散らかっているし、猫が走り回っている。
丸めた使用済みのおむつやら、猫のフンらしきものも落ちている。
用事を思い出したと、退散。
夜に電話が掛かってきて、もう暴力は振るわない、まじめに働くと約束し、4人で暮らしている。
猫は野良猫を拾ったら子猫が生まれたらしい。
お金を返したいから、また会いたいといわれ、会社近くのファストフードで待ち合わせることにした。
当日、先にA子はついていたが、お金がないからと、何も注文していなかった。
私は自分の注文したポテトとドリンクのセットを渡し、返せるようになったら、また連絡してほしいと帰った。
それからまた数ヶ月後の夜中、家の電話がなり、出るとA子だった。
A夫が仕事をしないからお金がない。お金がないから返せない。
A夫に言うと自分で稼げと、テレクラのカードを渡された。
顧客もついたと言う報告だった。
私は返せるようになったら、また連絡してほしいと電話を切った。
それからまた数ヶ月後、お金を返したいから会いたいと電話があった。
私は転職しており、そっちに行く予定がない。
振り込みでもかまわないと言うと、手数料がかかるし、顔を見て返したい。と言う。
私の家の近くの駅のファストフードで待ち合わせをすることになった。
当日、私が先についてコーヒーを飲んでいると、自分の分のセットを持ってA子が現れた。
席に着くなり、返済はもう少し待ってほしい。
あと3万かしてくれたら、来月には10万円にして返す。
と言い出した。
今3万円出せない人間が、来月になったら10万円出せるとは思えない。
返せるようになったら、また連絡してくれと、店を出た。
それからまた数ヶ月して、夜中に電話があり、妊娠したらA夫に怒られた。
顧客の1人が奥さんと別れて結婚してくれると言っている。
そうしたら、お金が返せると言うので、返せるようになったら、また連絡してくれと、電話を切った。
その数年後、知人のお見舞いに行った総合病院の喫煙室の前で再会。
顧客はその後音信不通。A夫は離婚した後に別の女とでき婚。
上2人は生活基盤ができるまでと育児園(?)にいる。三人目の子は障害を持って生まれて、入院中。
今、お腹に4人目がいて、医者にタバコを取り上げられた。
子供は私の生きがいだ!
タバコをスパスパ吸いながら訴えてきた。
あほらしくなり、何も言わずに別れた
それからまた数年後、夜中に電話があった。
「真実の愛を見つけたの!それは(私)の知ってる人だよ!」
いきなりまくしたてる。
「絶対びっくりするよ!ありえないから!」
「まさか、B子?」
「そう!やっぱわかっちゃうー?」
「なんでそんなことになってんの?」
全ての生きがいをなくし、A子は自暴自棄になっていた。
ある日、電話でB子にどうして自分ばかりが辛い目に会わなきゃいけないだと愚痴っていると、
「A子は真実の愛を知らないから。本当に好きな人にきづいていないから、辛い目にばかりあう。
ドアをあけてごらん。本当に愛する人が見えるからと言われて、玄関のドアを開けるとケータイを持ったB子がいたのー!」
あほらしくなり、電話を切り、コードを抜いて寝た。
即座に引っ越して、電話番号を変えました。
30万円は、高い授業料でした。
先日、SNSにA子と成長した子供らしき画像を使った人からフレンド申請がきたけど、即座にブロックしたくらいで、何事もなく平和です。
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/kankon/1528752377/
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